体で覚える経営と戦略

再建屋が考える経営と戦略の論理と実態。元外資コンサル

Wantedlyが予想以上にブラッシュアップされベンチャー界隈でいつのまにかスタンダードに


採用担当者の方へ - Wantedly Adminで採用活動をはじめよう

 

このページ、よく出来ています。訴求価値、ターゲットが非常に明確。

ベンチャーが使っていた既存求人媒体とwantedlyを比較すると大きくXの違いがあります。大きく分けると3つですかね。

  1. 価格
  2. シェア
  3. ターゲット

毎回なんでも3つに分けてしまう癖・・・これはコンサルタントの悪癖ですが、3つ以外だととても気持ち悪くなってしまう。妥協しても要素は5か7であって欲しいですね。

さて

1.価格は月額3.5万円、年間換算40万円程度

リクナビマイナビなどのサイトは年間課金が主流で、ミニマムの70万円程度があり、そこからオプションなど(説明会フォームなど)でアップセルを試みます。そこをwantedlyでは月額課金、しかも掲載数は無制限、メッセージの自由度も高いということでニーズを捉えているようです。

2.求人がシェアされる

ソーシャルメディアリクナビや転職サイトをシェアする変な人なほぼいませんがwantedlyでは「応援する」で求人がシェアされます。仲間が中にいる、そこで求人を出しているので仲間を応援する意味でのシェアが主なようですね。コレ以外にも面白そうな会社、求人をシェアするという場合があるようです。

3.ターゲットがベンチャーのみ!

これを絞ったことがwantedlyの強みです。明確にスタートアップ、他の大手企業(銀行など)は見向きもしない。これをすることにより、企業側、求人側のターゲットに経営資源を集中投下し、「ベンチャーの採用ならwantedly」という文化が出来て来ています。

 

完成度が高いwantedly、今後はベンチャー界隈でのシェアを取り切ることが課題になってきそうです。楽しみですね。